2018-01-01から1年間の記事一覧

M2なF2

今日はいつにもましてど~でもええ個人的ハナシで…。 TVでダウンタウン松本さんが「このネタはF2、F3層には全く受けない」と言った時、私は大口開けて笑っていてギクリとしたことがある。常々気になっていた点を突かれた思いがしたからだ。 TVや広告業界の視…

50年目の反抗期

元々かなり怠惰ではあったが、近頃、急に体が重くて何もしたくなくなることがある。そんな時に限って、頭の中ではこれをしてあれも済ませてそれを片付けなきゃと分かっているから、余計に追い込まれる。 この心身の重さはもしやウツでは…と思った次の瞬間、…

猫に、鼻歌

前回書いた通り、野良猫だったアポロは少しずつ我が家の家族になっていったから、付き合いは7年目でも現在進行形な関係だ。ブラッシングも先月始めたばかり。 トイレだって今年になってやっとうちでするようになった。だから、まだまだ気まずそうにする。猫…

どうしてあげるのが一番?

アポロは元野良で、7年前にふらりと庭に現れた。耳にV字の切れ込みがある地域猫で、恐らくその処置の際の恐怖からだろう、とても警戒心が強かった。 懐くことは一生ないと思いながら餌を与え初め、しかし少しずつ少しずつ信頼を結び、今では寝起きを共にして…

朝、喧嘩をするということは

朝は夫と喧嘩しないようにしている。これから仕事に行く夫の気分が余計に重くなるのは避けたいし、私だって日中ずっと腹を立てているのは嫌だ。 それに何らかの事故で夫がそのまま帰らぬ人になったら、喧嘩別れになってしまう。 だから、私の心に引っ掛かり…

また過日の僥倖

ショッピングモールの中の静かな一角、保険会社の店頭にて。 おじいさんがうつむき加減に佇んでいる。視線の先には、体長1mはあろうかというアヒル、アフラックのぬいぐるみ。 その首っ玉に1歳になるかならぬかの幼子が抱きついている。アフラックに小さい…

僥倖

書くほどのことじゃないのかもしれないけれど、いいなぁ好きだなあと思うことに出会える。 ショッピングモールで交通安全イベントがあった。炎天下の駐車場に白バイ隊がずらりと並び、音楽隊が演奏する中、どこかの幼稚園児たちが引率の先生に連れられて登場…

ひとつ船に乗って

お香典は全額返してはいけないのだと思い知る(苦笑い。 5月に亡くなった義父の四十九日も済んだので、お香典返しを発送した。 葬儀の時から、夫は言っていたのだ。 「親父に頂いた気持ちは全部お返ししたいんだ」 ある朝突然目覚めなかった義父。退職して20…

(私信です・・・soraさ~ん)

雨上がりにおじゃましようと思ったらできなくて、あれあれとなってます。 soraさんの綴られる日々、猫への視線の物凄い大ファンです。 またブログをどこかで始められるなら是非とも伺いたいです。 ご迷惑でなければ、再開の暁にはそっと教えて下さいね。 お…

いやきっと私達は強い筈

ようやく雨も上がった3日目の今日になって氾濫した川があるとは。ニュースに目を耳を疑った。 被害に遭われる方がこれ以上増えないことを強く願う。 私の暮らす関西にも大雨が3日続いた。 電車は止まり、高速道路も通行止め、裏山の土砂崩れに危機を感じなが…

半歩先の50年

週末に映画を見た。夫が小学5年から愛するスターウォーズの『ハン・ソロ』。 近頃は事前にネットで席を予約して劇場へ行く。決済画面を見ながら夫が言った。 「夫婦50割ってどちらか1人が50歳以上だったら2人とも安くなるの? いいなぁ」 「あっ!アナタあと…

初めての、老眼鏡

ちょっと、自覚はあった。今年に入ってから、かな。 ちょっと、手帳に字を書く時のペン先がぼやけるなぁと。それ以外には何の支障もなかったし、針に糸を通すのくらいは多少ぼやけても勘でなんとかなった。 駄目かも、と思ったのは今年の春。 私は年に2,3回…

続 )いきものじかん #9’ 最期にひと目…

(続き) 女の人はご主人に電話してキャリーバッグを頼みます。お二人はすぐ傍のマンションにお住まいで、私が先に掛けた番号はご主人の携帯。聞けば、飲食店で共に働くお二人は毎晩仕事から帰った深夜に猫を探していて、昨夜も午後10時半に仕事から帰宅し、そ…

いきものじかん #9 何とも言えない…

ちょうどこの時期でした。 ある迷子猫さんの、不可思議で、悲しい、忘れられない出来事です。 2年前の6月半ば、近所の電柱に尋ね猫の張り紙が、そしてうちの郵便受けにも同じものが入っていました。 我が家も元野良の猫と暮らしています。ある日帰って来なく…

よそはよそ、うちはうち」久々に聞いた(笑

母と同い年のお隣のSさんは摂理や哲学に精通しておられ、私も色々教わっている。 昨日Sさんが「いい講演があるの、是非」とお誘い下さったが、私は「その日は夫が休みなので」と断った。 「そう…残念だけど仕方ないわね。…2,3時間出掛けることは出来ないの…

(私信です…たまきさんへ)

もうhatena blogのページをご覧になっていないかもしれませんが、 たまきさん、かいちゃん 突然会えなくなったのがどうしても寂しくて、勝手にお便りしちゃいました、お許しください。 個人的な日記のように綴るブログ。読んで下さる方とひそやかに始まり交…

いきものじかん #8 小さく潔い魂には

小さな魂ほど広大無辺の宇宙の癒しへ繋がり易いのかしら? 昨日、小さなホールで行われた発表会の、影アナウンスをさせて頂いた。 某幼稚園の、日本舞踊を習っている子ども達と、横笛を習っている教職員の発表会だ。司会の仕事を離れて2年になるからブランク…

それだけを

揺れ始めた時、夫と私は洗面所にいた。6/18、7:58。 夫は休みで、腕時計のベルトが余りに汚れているからと、分解して洗浄液につけたが、その液をこぼした。私は呼ばれて、ティッシュを持って行った。 屈んだ夫との距離1メートル強。まず震度2くらいの揺れ。…

いきものじかん #7 ウグイスの事情

「鳴いたもん勝ちやなぁ」 猫と暮らし始めた頃、よく夫と言ったものです。 それまで居たのが亀、うさぎ、小鳥でしたから、猫の自己主張というか訴えるパワーに圧倒されました。 山のすぐそばに住んでいるのでこの時期は毎日ウグイスの声が聞こえます。 例年…

いきものじかん #6 あたまの良さって?

「…踏んでるし」「?」 猫は人間の2,3歳児?? よく動物の知能を人の年齢に当て嵌めるけど全くしっくりこない。 芸を教えるだとか知能指数を測るような検査ではそういう数値が出るのかもしれませんが、検査に挑む際の当人(動物)が乗り気どうかで結果は大きく変わ…

いきものじかん #5 それぞれが抱く歴史

「あ、うちのペットが兎と亀になる!日本昔話やんっ」 うさぎを引き取る時に夫が言ったセリフです。 先に亀、続いて迎えたうさぎ。さてどこを撫でてあげれば喜ぶのかもわからない。恐る恐る触れたその体毛が柔らかくて驚きました。 臆病な生き物だという先入…

いきものじかん #4 コ離れシッパイ

(♯3の続き) 子供の頃に拾った燕の雛は餌を食べてくれず死なせてしまいましたし、そんなものだと諦めていましたから、今回は有り難かったのですが、こんなにも長く飼育することは未知の領域です。 来年野生に返せなかったらどうなるのだろう…。ネットを検索す…

いきものじかん #3 オヤ離れシッパイ

特別に考えさせられた出会いがありました。12年前、捨てうさぎを預かった直後に、なんと燕が! まず。野生動物を飼うことは原則禁止、巣から落ちた雛に手を出すことも許されません。ではなにゆえ我が家に燕が? これも迷子として警察に届きました。上記の理…

いきものじかん#2 救い?掬い?

私達夫婦が最初に向かえたのは亀でした。 18年前、夏祭りの夜店に亀掬いが出ていました。水の中に500円玉大のミドリガメがうじゃ~と入れられ、あぷあぷもがいているのが可愛くて可哀想でした。 1回500円、5匹掬って1匹貰える。夫は器用です。やれば連れて帰…

いきものじかん #1 動物はモノ扱い 

今日は朝から昼過ぎ迄うさぎのお腹や背中のマッサージを行っていました。どうも体調がよくなさそうだったので。 うさぎは時々うっ滞を起します。換毛期に毛繕いで大量の自毛を飲み込み、腸が働かなくなります。平たく言えば便秘ですが、時間との勝負、命に…

こなれていく時間

調味料でこうも違いが出るものかと驚いている。 今月初めに亡くなった義父の使いかけのあれこれを持ち帰った。普段私が買わない味のドレッシングに新鮮な驚きを感じたりして楽しんでいたのだが。 切干大根を炊くのに、出汁の素とお醤油を拝借し、味見をして…

自分のことを人前でなんて言う?

オチのない話なんですが、こないだから義父の事を書いてて、ふと。 義父は「ワシ」だけど、私の父は「ボク」だったな、と。考えてみれば亡くなるまで、85歳になっても「ボク」だった事を思うとなんだか可笑しい。 夫が言う。「それはお父さんが京都の人だか…

言い方なんだ、とどのつまりは

正論でも愛が無ければ受け入れられないよ。 独り暮らしだった義父が亡くなった翌日、新聞を止めなきゃと配達所に電話して事情を話したところ…。「4年契約の、まだ2年なんで、継続して取って貰えませんか?」「いえ、もう読む人間がいなくなったので」 途端に…

永久に消滅したゴール

永遠に上がりそこなったすごろく、完結しない100物語みたいになってしまった。 義父の突然死以上に呆気にとられたのはその事だ。 8年前に家を買う時、経済的に余裕のあった義父から1500万円を借り、毎月15万円ずつ返していた。有り難い無利子のローンである…

オマエにはまだ早い

この世で縁のある人とは何らかの形で魂を磨き合う関係なのだという。 2週間前に亡くなった義父に、私は批判的だった。性格が合わない。話が噛み合わかった。それでも、緩やかに老いていく義父と、そろそろ喧嘩しながらでも寄り添っていこうと考えていた。そ…