2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

あのバスに乗ればいい

明日は百か日。父が亡くなって明日が百日目。 百か日法要は卒哭忌(そっこくき)とも呼ばれ、この法要をもって残された遺族は「哭(な)くことから卒(しゅっ)する(=終わる)」、つまり悲しみに泣きくれることをやめる日である。…こう書いてると、父が「お前、ち…

なにがあっても

デパートで玩具を買ってと地団太を踏み、叫ぶ子に、親はこう一喝したという。「Don't be panic」 取り乱すな。 以前TVで紹介された”紳士の国”イギリスの光景。玩具をねだる我が儘よりも、人前でみだりに感情を露わにすることの方が問題だ、何時いかなる時…

天使たち?

日曜日のお昼時、饂飩屋さんの店内は賑わっていた。夫と席に着くと、お子さん連れのご家族があちらにもこちらにも。パパママの間で箸を握りしめる幼児のぷっくり丸っこい手指を垣間見ていると、通路の向こうの座敷卓で掴まり立ちをする赤ちゃんが目に留まっ…

松尾芭蕉さんへの誤解とお詫び

『松島やああ松島や松島や』 有名な句である。 俳句の基本の季語がないのは、松尾芭蕉が、松島の絶景に感動のあまり季語を入れる隙もないという表現だと、習ったと思う。しかし、これがありなら俳句って何だ? 私はこの句をずっと卑怯だと思っていた。やって…

絶対になくしたくないもの

外付けハードディスクが昨日から開かない。パソコン本体を軽くしておきたくて、私も夫も保存したいものは写真でも文書でもすべて外付けへ入れていた。ふたりで「え~?!」となり、「ちょっと待てよ」さしあたって何が困るだろうかと考えた。夫は、お気に入り…

ポケットの中身

物事を後回し先延ばしにするのはいつものこと、2ヵ月半たってようやく、他のドライ洗濯物と一緒に父の形見のベストを洗った。薄手のウールで前ボタン開き、背広の下に着る、父はチョッキと言ったっけ。 チョッキとベストはどう違うのかと今更の疑問をググっ…

かけがえのない毎日

たかが夕食の時間の逡巡だった。「もうちょっと後にする?」「そうだなぁ、も少し後にするか」「そうね、も少しお腹空いてからね」「ああ。待つと空くかな、あんまり遅くなると胃に良くないけどな」「あらじゃ、今から用意する?」 ここで夫の苛立った答えが…

悪徳業者??

昨夕、古着、靴を買い取らせて下さいと、軽快な女性の声が電話で社名を告げた。履かなくなった靴、破れてなければTシャツ1枚でもお出しください、今日はお近くを社の者が回っていますと言う。不用品は沢山あるが大したものもないし、急に言われてもガサゴソ…

天使の翼は誰の背中にも

大人になると失くしてしまうもの…陳腐にさえ聞こえるが、それを思わずにはいられなかった。幼児は全く別の世界を生きているようだ。 保育園経営に携わる友人が幼児作品展の案内をくれて、ふらりと、久々に友人の顔を見られればと出掛けた。しかしギャラリー…

願い

「これをしちゃ駄目」と言ったことをことごとく実行する…とある認知症の方の事が書かれていた。駄目と注意されるとその事に意識が向く。向いても、通常ならそれを我慢するが、自制心が弱いのが子どもと認知症。 禁止より肯定で。分かってて出来ないから余計…

謝れ、人の本質は善だ!

滅多に混まないコミュニティバスに、ジャージ姿の一団が乗ってきた。中学生ぐらい、クラブ活動の遠征だろうか。十数人ほどがどんどんと乗り込んで、通路に立ち並んだ。正直、ちょっと憂鬱になった。この子たちはおそらく終点の駅前までいる。私は途中で降り…

子どもの感性が大人の脳を揺さぶる!

これは何を描いたものでしょう?? 竹馬ですって。 これはママと観覧車にのってるそうです。 ちんあなごのかぞくのごはん、メニューは炒飯。 燕の赤ちゃんがお母さんを待っています。 「新・童美展」行ってきたんですが、昨日の感動が去らない。 今日と明日…