しゃべる 5

楽器だと思う、声は。 音楽に縁なく生きてきた人も一度くらい思ったことがあるのではないかな。「ああ、なにか楽器が弾けたらなぁ」 ピアノ、ギターにトランペット、ウクレレもいいなぁ、なんて。 けれど、喋る仕事に携わってみて感じることは、声も楽器だと…

しゃべる 4

『恥、テレを捨てさせる』訓練だったのだ。 アナウンススクールで教えることは、喋る技術だけではなかったのだ。 発声・滑舌・アクセント・音読やフリートークの組み立て、等々・・・を教わりながら、授業で身に付けさせるのは、人前で平気で喋れるようにな…

しゃべる 3

滑舌を良くするために、まず必要なものは? 耳、 聞き分ける力です。 音読や早口言葉の練習は次のステップ。 ラ行が苦手、ナ行がダメ、サ行が弱い、等それぞれのウィークポイントがあったとしても、自分や他の人が発している音声の、それに気付かなくては、修…

しゃべる 2

ヘンな子だったみたい。 物心つくと、駅のアナウンス、TV番組のナレーション、留守電のメッセージなどに、妙に耳を留める子どもだった。「なもなく三番線に急行電車が参ります、黄色い点字ブロックまでお下がり下さい」「只今、出掛けております。ぴ~と鳴り…

しゃべる 1

声のこと。おじゃまするブログで見かけ、私も普段思うこと等を。 録音した自分の声を聞くと、違和感がある。 そんな頃が懐かしくなった。 自分の声。大抵は一生、体内で響いているものを聞く。けれど、体を離れ、空気をかきわけて相手に届く声は、響きが少し…

コンビニでエコバッグ、渡す?セルフ?

レジ袋の有料化。少し前からスーパーやコンビニで買い物する度、目にしていたが。 7月1日からってもうすぐじゃん! 私は練習を始めた。 コープは随分前からレジ袋が有料だったし、エコバッグ持参でポイント加算や2円引きしてくれるスーパーがあったので、…

好物は最後に食べる?一番に食べる?

「人間の本質は変わらないもんだ」と父は、子どもだった私によく言った。 けれど、人は変わる、変れる。と思う。 好きな食べ物を最後まで取っておく派だったのが、近頃は一番に食べるようになった。勿体なくて使えなかったペンや洋服を普段使いにおろした。…

アベノマスク寄付

せっかくようやく届いたアベノマスク。 でももう要らない。 布マスクを既に使っているし、店頭でも見かけるようになった。 どうしたものかと思っていたら、「不要のアベノマスクを寄付しよう」という記事を発見! 介護施設や医療機関などで活かせるみたい。

マスクを考慮した前髪

二ヵ月半ぶりの散髪。 「前髪は・・・いつもより短めにしましょうか、マスクしてますしね」 私が言わなくても、思いを汲み出してくれるんだ、この美容師さんは。 私のおでこにはシワがある。小学生の頃から。バカボンのパパみたいなのが。だから前髪は眉が隠…

恐怖。二ヵ月ぶりの密

怖かった…。 昼頃、駅前からいつものローカルバスに乗ったら、制服姿の女子高生がいっぱいで通勤ラッシュ並みの混雑。学校も始まったものね。 開いてる座席に腰掛けて、最寄バス停に着くまで怯えた。 女子高生たちはマスク越しのお喋りが止まらない。その若…

経路不明のアベノマスク

今日から六月、なんだねぇ。 アベノマスクが届いてた。郵便受けに、やっと。 ちょっとびっくり。てっきり郵送されてくると思ってたのに違った。 ビニールに包まれた、ただそれだけがあって、宛名とかナシ。 ・・・どうやって届いたの?

マスクに似合う髪型~新しい生活様式

今週のお題「好きなお店」 髪型。2ヵ月でボブがおカッパを通り越し、山んばじみたボサつき。 もう十年くらいお世話になる美容院のオーナーはまだ三十代なのにすごい女性。 非常事態宣言後にお客様が殺到しないよう、感染予防に様々な工夫を凝らし、予約制限…

そこにドラマはあるか??

断捨離出品から始めたメルカリ。近頃はもっぱらチープなお買い物してます。 ジャンルはお菓子とコーヒー。アウトレット品をお得に仕入れて売っている手慣れた出品者さんが多い中、私が好きなのはドラマ?があってお安い品です。 今回購入したのは、ドリップ…

やっとこさ、お庭仕事

非常事態宣言も解除され、サボる理由を失い、荒れ放題のお庭へ。 白い花を可愛いと思いながら、庭を覆うドクダミを雑草として刈る。心チクチク。 でもお庭がすっきりするのは気持ちいい。 一か月半ぶりに開館した図書館へ。初日ながら、結構な人出。みんな待…

ゆるぎなく

一週間に一度自宅に届けてくれるコープの個配を利用している。といっても、二人家族だから、注文量は少なく、二週間に一度になったりしていた。 それを、四月頭の非常事態宣言を受け、大いに注文したところ、しめじとかぼちゃは入荷数を上回る注文で届かず、…

コロナな春のつれづれ

三日ぶりに外出した。運動不足が怖くなり、バスをやめて徒歩にした。 ゆうべからの雨が止んで、午後にはやわらかい陽が差していた。桜並木は緑のトンネルに変わっていた。住宅街を歩いていると、家々の玄関先に咲く花の色が目に飛び込んでくる。ああ、春なん…

桜、外出、マスク、無限の岐路。

おおかた終わりました、桜。昨日からの雨と、夜通しの強風で。 でも長持ちしてくれたんじゃないかな、咲いた後少し気温の低い日もあったし。 今年もありがとう、桜。まだ残っている花さん、もう少しよろしく。 今、世界は大きな天秤の上で揺れている気がする…

桜舞い散る頃に

今日の春めいた風に花びらが舞い、それはため息を吐くほど美しい桜吹雪だった。今年は誰もが特別な思いで桜の木を見上げたのではないだろうか。 志村けんさんは体調不良を訴えて間もなく意識不明になり、自身がコロナに罹ったと知らないままに・・・というよ…

ひとの目なんてどうでもいいの

近所の桜並木。 この時期は訪れる人でいっぱいなのだけれど、今年はひっそりとしている。 見てくれる人がいないのは寂しいだろうか。 仰ぎ見たけれど、別にそんなことはなさそうだ。むしろ伸び伸びと咲いているように感じる。 桜並木の町に住んで十年、気付…

夫婦、結び目は固く

夫婦喧嘩のそもそもの発端なんて後から思い出せないくらい些細な事が常だ。 が、そこから互いの在り方へと本質的な衝突を露わにしてしまうのも、常。 TVを見ながらの他愛もない会話。「俺、それを何回も言ってたのに聞いてないってイラッとするわ」「ごめん…

免許証の写真

免許更新をした。 せわしなく進む手続きの中で、髪と襟元だけさっと整えて撮った写真。出来上がりを見てびっくり。ひょうきんな笑顔になってた。確か日本では証明写真で笑顔はダメなんじゃなかったっけ。つい笑っちゃうのは、披露宴司会をしていた職業病で、…

なぜ「あけましておめでとう」?

年が変わることは目出度いか? 新年早々そんな文章を目にして、ぎくっとした。 ほんとだ・・・。 かつて ”年が経つことは死に一歩近付く” 不吉なことだと考えた僧侶もいたとか。 新しいだけではめでたいかどうかは分からない。「おめでたい」は「めでる」を…

また恋をする

ノロケや自慢ではなく、第三的な目線で、優しいひとだなぁと思う。 時々小さな諍いはあれど、何をするのもほぼ一緒の同級生夫婦二人暮しも23年になった。子もなく、互いの親も既になく、ますます気楽な暮らしだが、齢五十を過ぎて老い先がちらちら気にかか…

1122の日を前にして

夫を見送る時の気持ちって毎朝違うなぁと、ふいに思った。 私は駅前のロータリーの一隅に停めたスクーターのそばに立ち、駅舎のエスカレーターで上っていく夫を見上げながら。それはほぼ毎朝繰り返される光景なのに、結婚してもう23年近くなるのに、今更そ…

ゆさとのお別れ 6

純真無垢に生きたゆさに心残りなどあろう筈もなく、颯爽と帰ってしまった。 亡くなった後の遠ざかり感が速くて、私は呆気にとられている。 けれど、忘れられるわけではない。 見ると辛いよなと夫が言い、ゆさのケージを私は速やかに畳み、お風呂で洗ったが、…

ゆさとのお別れ 5

胸の上にゆさを載せたままでコーヒーを飲んだ。「ゆさ、ふしぎだねぇ、こんなに悲しくてもコーヒーはおいしいよ」 昔読んだ少女漫画を思い出した。主人公の女子高生が嘆くのだ、あたしってば失恋してもおなかが空くんだなぁって。 ゆさの心臓の鼓動が止まっ…

ゆさとのお別れ 4

亡くなる前日の朝には、ペレットどころか軟らかい青菜も食べないし、水も飲まないし、怖くなった。このまま何も食べないならば、動物病院へ点滴に行かねば。果物なら口も変わるし、カロリーも高めだし・・・祈るような気持ちでゆさの口元へ運ぶとしゃくしゃ…

ゆさとのお別れ 3

昼間は家事や自分のしたいことをしながら、ゆさが倒れていないか確認した。自分でえさが食べられないこともあり、長時間留守には出来なかったが、スーパーへ買い物には出かけた。ゆさに与える青菜の仕入れも重要だった。 好んで口にしたのは、水菜や小松菜、…

ゆさとのお別れ 2

3年前のゆさのウイルス発作以降は、神様が与えてくれたロスタイム・・・近頃はアディショナルタイムというようにサッカー中継で変わっていたっけ、とにかくそのオマケみたいな時間だろう。 人生の目的のひとつを「愛情を学ぶこと」だと私はこの数年考えるよ…

ゆさとのお別れ 1

ゆさがとうとう帰ってしまった。10月28日の朝に。享年13歳と7ヶ月。 今日でちょうど2週間たった。 何と言えばいいか分からない。何が書けるか分からないけれど書いてみる。ゆさがくれたものを留めておきたくて。少しずつ、やってみよう。 ウサギの寿…