ブランクの奥に

 一ヶ月以上もブログを書けずにいたんだ・・・と自分の小心をしみじみ思う。

 春先に夫の後輩に依頼され、この十一月初めの披露宴司会を受けたが、その瞬間からずっと頭の片隅が緊張していた。途中、影アナウンスの仕事はしたが、披露宴司会は五年ぶりだった。ブランクに加え、コロナ禍の披露宴は初めてで。

 一ヶ月前に打ち合わせを行うと、いよいよとなってそわそわしてしまって。サボっていた発声と滑舌練習をし、確認と準備をしながら怖くて怖くて。

 とうとう当日、開宴してみれば、司会台で喋る私は、以前と変わりない感じで、大きなミスもなく、無事。

 体が覚えているというのか。

 しかしやはり披露宴中のテンションは普段のわたしとは別人レベルで、夕方から夜に掛けての宴がお披楽喜を迎え、帰宅、疲れている筈なのにちっとも眠くならず、深夜二時までネットのパズルゲームを、鼻歌を口ずさみながら続ける始末。昂った心がなかなか醒めなかったのだろう。

 明けて少し風の強い、秋晴れの休日。半年振りの開放感。

 これが最後になるのか、まだ続けるのか、私はこれからどうするのだろう。

    ♪ 短いけれど心を打つ。朗読ですがよろしければ全文どうぞ ♪ 

    雨ニモマケズ - よろしゅうおあがり - Radiotalk(ラジオトーク)