入院日記11/22

 よっこいしょういちさん。

 

 そう言ってお婆さんのオムツをはかせたのは、若い看護師さん。

 勝手な想像だけど、この看護師さんはお祖母ちゃん子かお祖父ちゃん子か、身近に高齢の方がいらしたのだろう。

 

 看護師さん達は柔らかい親しげな、時には馴れ馴れしいほどの言葉をあえて使うのだろう。

 この整形外科病棟の患者の9割5分が高齢者だ。いくら相手が目上だからといって、

  食事はどのくらい召し上がりましたか?

 と、さっちょこばるより、

  ご飯どれくらい食べたかなぁ?

 と屈んで寄り添う。

 あ、幼な子に対するものと同じか。

 

 とはいえ、二十代の男性看護師さんに、

  どうしたの、だいじょうぶ? 

 あとはご飯しっかり食べて、リハビリ頑張ろねー

 と言われて、なにやら妙な気がする五十代主婦でございます。