雑なのと手抜きとは違う、と思う。
土曜は外来もなく、院内比較的おだやか、の筈だが、まあいろんな症状の患者さんがいるから、そうもいかない。
看護師さんも看護助手さんも大変なのはよくわかる。
隣のベッドの方は術後中々すっきりせず、始終ナースコールを押している。
術後8日のすっかり落ち着いた私でも、一日にしていただくこといらいろあって。
これはまあ、受ける側だから感じるのだけれど。
あれこの人いい加減だなぁ、と思っても、後で、そうじゃない、この人のこれくらいで程よいだろう、という仕事のクオリティなわけで、そこに手抜きやまして悪意はなく、むしろ誠意があったりする。
反対に、有能だと感じる人で、作業のクオリティは高いんだけど、有能ゆえに、手の抜き所を心得てるなぁ、と思ったり。
雑で優しい人と、上手で心の籠らない人と。
受ける側の感度とワガママ度合いと。
プラマイゼロで世界は一つ。
何事にも心が現れることを、今、社会活動から一歩下がって痛感できる。
わたしはどんな人間だろうか。