不埒な会話をお許しください

 昨夜テレビをザッピングしてたらクイーンの1975年コンサートをやっていた。
 私達夫婦は洋楽にうとい。
「これ昭和50年だから私達が七歳の時のだよ」
「俺、クイーンとローリングストーンズの区別がイマイチ」
「でもさ、クイーンのボーカルと言えば」
 そう。こんな洋楽音痴の私達でも、『ウィ・ウィル・ロック・ユー』とか『ドント・ストップ・ミー・ナウ』とか『アイ・ウォズ・ボーン・トゥ・ラブ・ユー』くらいは見聞きしている訳で・・・・。
「うん、白いランニングシャツと髭のおっさんだよな」
 画面に映るフレディ・マーキュリー?は、すらりと細身に白いパンタロンとブラウスっぽいシャツ、長い髪が縁取るお顔は、鼻筋高く、端正なお顔立ちの美青年なのだ。
「うーん、よく見ると、目鼻立ちには面影が」
「あるねぇ。・・・・綺麗な人だったんだね」

 こんな不埒な会話を、無知を、ファンの方、お許しください。
 美しさにしばし見惚れていました。30年前、45歳の他界に今更胸を打たれました。