小さな魂ほど広大無辺の宇宙の癒しへ繋がり易いのかしら?
昨日、小さなホールで行われた発表会の、影アナウンスをさせて頂いた。
某幼稚園の、日本舞踊を習っている子ども達と、横笛を習っている教職員の発表会だ。司会の仕事を離れて2年になるからブランクはあったが、声が衰えないよう、亡くなった義父へのお経を発声滑舌練習を兼ねて大声で上げている事と、大学時代の友人からのお声掛かりだった事から、リラックスして出掛けた。
しかし、いざ舞台袖のマイク前に座るとそれなりの緊張はある。開宴前の携帯電話や写真撮影に関する注意をアナウンスしながら、ホール内に響く自分の声に少し身が固くなるのを感じている、その時。
同じく舞台袖で出番を控えた女の子が2人、私の両側から手元を覗き込んできた。
こういうことはよくある。バレエの発表会でも、同様に出待ちの子がアナウンス台を取り囲み、話しかけてくる。
昨日も、女の子の1人が、アナウンス卓でまさにマイクonで喋ってる最中の私の左腕に、もたれるように体を寄せてきた。ひえ~気が散る~っ、と焦る気持ちと裏腹に、子どもの体が触れた途端から、私の発する声が柔らかくなるのが分かった。
生温い左腕から何かが流れ込んでくるようだった。
私と夫は結婚前から時間さえあれば幾つものペットショップをうろついた。1匹1匹ケージの中の猫や子犬を眺め、小鳥を眺め、亀やトカゲに見入った。それがいつの間にか出掛けなくなっていた。原因はうさぎだ。結婚して10年目にうさぎを迎えて、気がつけばペットショップから足が遠のいた。
その柔らかな体毛に触れ、撫でる度に、ぶわぁ~ぶわぁ~と癒しのアルファ―波が浴びせられるのだから、ガラス越しに眺めるの比ではない。