49歳にして美人を目指す

 昨日、図書館でこんな本に目が留まってしまった。
 『50歳、おしゃれ元年』
 元々服装は地味でお化粧嫌い、夫も着飾る系の女性が苦手なのをいいことに、一日中スェットで過ごすようになって久しい私が、バレンタインに恋バナを書いたせいか、ギクっとなった。今までHowto物や啓発本には強がって背を向けてきたのに。今年末50歳になる。
 手に取ってパラパラ、”気が付くと着るものがない、クローゼットにいっぱい服を持っているのに””手持ちの服が似合わなくなった”…ううむ。そして”ばったり知り合いに会っても大丈夫な服を着てますか?”にトドメを刺される形で、この本を抱えて貸出カウンターへ。
 服装もそうだが、仕事を辞めて1年以上になるせいか、近頃顔の輪郭がぼんやりしてきたと洗面台に立つ度気になっていた。
 表情の美醜を築くのは目鼻立ちではなく内面だと、近頃手にした本に書かれていた。これまでにも耳にした言葉だが、今回は妙に響いた。この本には、人の想念の力がいかに大きいかが力説されていた。想像力=創造力だと。
 「顔は自分の持ち物ですが、他人の為にあるのです。だって自分では見えない。見るのは相手でしょ? ですからいつも温かい表情を心掛けましょうよ」と、これは最近ある先輩女性の言葉。
 確か古いCMだったと思う、「50歳過ぎたら男は顔に責任を持て」というのを思い出した。姑があるベテラン芸人さんのことを「若い時は貧相だったけど、渋い、いい顔になってきたわねぇ」と言ったことがある。これは何も男性に限らない筈。むしろ女性の方が老いを味方につけるのは難しいのではないかしら。
 よし。”おしゃれ元年”、今年一年、明るい表情で過ごしてみよう。これは実験だ。
 年末にここで良い結果発表が出来るよう挑戦してみます!とりあえず今日は外出中、口角を上げていました。皆さんも良かったらご一緒に実験しませんか?