夫婦喧嘩、そして

 我が家の夫婦喧嘩の典型的なカタチ。

 お昼過ぎ、二人で帰宅したら、夫宛宅配の不在票が。夫は再配達の連絡をしようとしたが、私が「いつも夜もう一度来てくれるから大丈夫だよ」と言うので、やめた。

 そのまま、気が付けば夜9時になっていた。

夫    来なかったじゃないか。あーあ、こんな事ならあの時、君の言う事聞かずに、自分の思った通りに連絡したら良かった。

私    だって、いつもは来てくれるもんっ

夫    …もういいよ、俺が悪いんだ。俺の責任だよ。今度から自分で判断すればいいんだから。

私   私の言う事なんか聞いたら駄目なのね⁉︎

夫  現に来てないだろ⁉︎  

 その通りだが、あまりに酷い言い方ではないかと言う私と、  あとは感情的になるだけだからと話をしなくなる夫。

 その後、時間が経つ中でおさまっていく。

 落着までに私が考える事は…… 共に暮らすたった一人のパートナーの言う事さえ信じられないなんて、アナタはそれでいいの⁉︎ そんなパートナーでアナタは可哀想ね(実際申し訳なくも思う)。私は夫の信頼に応えられない存在なんだ…。こんなの一緒にいる意味ないじゃない!

 いつもの流れ、パターンだ。

 

 ところで今回は、翌朝になっても私の気持ちは辛かったので、穏やかな口調で夫に言った。

私    アナタに信頼されない自分が情けない。こんな無能な私だけど、無能なりに、自負心はあって、このままアナタのそばにいるのは辛い。少し頭を冷やしたいから、ひとりで合宿してきたいんだけど。

夫    合宿っていつどこにどれくらい?

私    思いついたばかりだから、これから考える。ちゃんとプラン立てて見せたら、認めてね。

 夫は、う〜ん、と唸った。

 

 私は、話して気分を立て直せたのと、合宿、マジでいいかもと思えた。

 これまで私用で家を留守にしたことなんかなくて、正直嫌だけど、夫を少し困らせた分、自分をも罰する意味で、これは近々実行して、反省したほうがいいような気がした。

 プランを立てる上でヒントが欲しくて「ひとり  合宿」と検索してみたら!「ひとり合宿」という言葉が既にあった。ひとり合宿のススメみたいな記事がいっぱいあった。主にリフレッシュやビジネスに役立てるものとしての、動機と目的が私とは違う、ステキなものだったけれど。1泊2日でもOKみたい。

 さて、この秋あたり、私は旅立てるだろうか。