商店街で、靴屋さんの前を通った時に、こんな札が目に入った。
『多少難あり』
店先に山と積まれたセール品の一つに付けられていた、マジックで手書きの札。
え~っと、こういう場合、よく見聞きするのは、
『少々難あり』
ではないだろうか。
『多少』ヴァージョンを私は初めて見た。
どう違うのだろう…商品自体は見たところ分かるような傷などないし…。
考えてみるに、私は『多少』と『少々』なら、『多少』のほうが難が少ないように感じられ、そのことに驚いた!
だって、『多』と書いてある方が『少』よりも少ないなんて、と。
帰宅して夫にその発見を話した。同意同感が得られるものと思い込んでいたのだが、夫の反応はイマイチ薄い。そればかりか…『多』『少』は文字通りなんじゃないの、と。
そうなのか…。
そうかなあ…ほんとにそう?
世間の皆さんはどうなのだろう。